ナビゲーターの紹介
英太郎
生年月日:1976年3月20日 生まれ
血液型:O型
星座:うお座
趣味:ものまね
特技:一瞬にして人の心を読みとる(女性限定)
好物:からあげ
幼少の頃より人を笑わせるのが大好きだった英太郎。
20歳から26歳まで老人ホームで働き、26歳のときに本格的にタレントデビュー。
現在は熊本県介護福祉士会名誉顧問としても各地で講演会などを行う。
ものまねのレパートリーは132人!?
熊本を中心に活動中。FMKで、ものまねの評価より熊次郎の人気が高いことが悩み。

英太郎さんは以前、老人福祉施設で介護福祉士として働いたとお伺いしましたが、 なぜその道に進もうと思われたのでしょうか?
私は自分のじいちゃん、ばあちゃんが大好きでしょっちゅう遊びに行ってたんです。
高校生の時母親から「そぎゃんじいちゃんばあちゃんが好きなら、じいちゃんばあちゃんと一緒に働ける仕事があるよ」って教えてもらったんです。
それまで介護の仕事の存在を知らなかったんです。というのも、じいちゃんばあちゃんが元気だったので介護なんて考えられなかったからなんです。
その後、その道しかないんじゃないかと思い決心しました。
働いていた時、業界の状態をどのように感じましたか?
その時は、介護保険の導入が間近で施設内が慌ただしかったんですよね。
だから介護やケア、も大事ではあったんですけど、その次には介護保険のシステム化の話になっちゃったので、どうやってそれをパソコンで入力していくかとか、どうゆう書類を作っていくかとか、みんなが慌ただしかったんですよ。
ご高齢者と接するというよりも、みなさんはそちらの方が主だった様な気がします。私はその担当は外れていましたので、現場一色でしたが、その時もご高齢者に対して職員の数が少なかったので、なるべく楽しく生きて頂くにはどうしたらいいかっていう事を考えていました。
働いていた時、その業界にやりがいや未来は感じていましたか?
なかなか難しかったですね。この先素敵なことがまっているというよりも、毎日の業務をこなすことが精一杯だったように感じます。だけどそれを言い出すと仕事が楽しくないので、自分なりに考えてどういうアプローチをお年寄りにしていくか、どういう目標を立てて、このお年寄りをどうしていくかということを自分なりに考えて楽しくなる工夫をしていました。
毎日毎日、おむつ交換、食事、お風呂、「これだけをやらんといかんいかんいかん」っておもうと楽しくないんですけど、どうやったらこの人が歩けるようになるのだろうか?とか、どうやったらおいしい食事を食べて頂けるか?とかいうことを考える、そこに向かってのアプローチの仕方をみんなで話し合っていく事を楽しみながらやっていくことが大切だと思います。時間外なのに残ってせなんいかんとか根詰めてストレスになる事もあったので今後は、業務範囲内で出来るシステムとかあると非常に楽しくなると思います。

介護福祉士時代におじいちゃんおばあちゃんを笑わせるのが好きで、モノマネを披露して人気があったそうですが、その時の反応はいかがでしたか?
ズバ抜けて素晴らしかったですね!(笑)私はマニュアルが苦手で、マニュアルに沿わない人でした。
例えば「○○ちゃんではなく○○さんと苗字にさんを付け尊敬を込めて呼びかけなければいけない」とか言われていましたけど、私はそんな事は無いと思っていましたし、尊敬の中にも親しみが有るからこそ言える話し方とか近い存在だからこそ孫や息子の様に接していました。
例えばレクリエーションなんかの時も、普段口数が少ないご高齢者を前に連れ出して挨拶して頂いたりしていました。なぜ挨拶というと、その方が以前PTA会長をしていたと聞いた事が有り、PTA会長ならば話慣れているのでは無いか?と思いマイクを向けたんです。するととたんに話しだしちゃってこの方にとってマイクって凄い反応能力があるなって気づき、それならば今後どのようなアプローチをしていけばいいか?と思い、誰かの誕生会の時は施設を地域と見立て、この方を会長にしてコメントを言ってもらえば相当生き生きするのではないか!と、そしたらそのうちこの方から「来月の誕生会はいつかい?」と話してくれる様になったんですよ。
そういったことをレクリエーションから生み出すのはマニュアルでは出来ない技だと思うんですよね!
私はだいたいその担当でしたので、その人の背景に有るものをひっぱりだすか事を凄く楽しみにやっていましたね。

英太郎さんは現在タレント活動を通し介護にまつわる講演会などに呼ばれているそうですが、その時に意識して話をする事などありますか?
私自身介護福祉士をしていた時も色々な方の講演を聞く機会がありました。ただそういった講演会はつまらないし、現場にいない人が現場の話を語るというのが本当に嫌だったんですよね。だから私が話す時は、「私は引退した、続けることができなかった、でも皆さんは現在働いている!これは凄いことなんだ!」という尊敬を全面的に出して話をさせて頂いております。
安い給料、きつい仕事の中で、よくぞ何十年もやっていらっしゃる。だからその中でプラスα笑いとかを入れることによって相当楽しくなるのではないか?と思っています。
大変なお仕事だからこそ辞めて頂きたくないと言う感じなんですね、私の中では。
それで、辞めない為にはどうすればいいか?自分自身がちょっとでも楽しくするにはどうすればいいか?などのヒントになる提案ができればいいなと思っていつもお話させて頂いております。

今後この業界の必要性がますます高まっていくと思われますが、介護の未来がどの様に進めば素晴らしいと思われますか?
お年寄りの生活が楽しく向上していき、生き甲斐をもって行ける社会を作って行く事が国全体を通しての課題だと思うんですよね。ご高齢者本人の立場に立った時、毎日訓練があってもいいと思うんですが生き甲斐や楽しみなどそれ以外のサポートを考えなくてはいけないと思います。
これからはもっと開かれた施設、開かれた介護でないと駄目なんじゃないかと思いますね。
閉鎖的だったり、介護に関係のない人がまったく興味を持たない。自分が目の当たりにしてから初めて介護を考えるんですけど、そうではなく一般の方々が簡単に入っていける様なオープンな施設がほしいですね。
今は幼稚園と一体型とか有りますけど、究極のところを言えばその施設の内部にカフェやお店や地域の人たちが出店できるような場所もあるとかですね。警備の面とは別なんですが気持ち的にも施錠はしていないオープンな感じで、ご高齢者が社会に触れている!その感覚が大事になってくるんじゃないかと思います。
旅行や人との交流、そういうサポートもどんどんやっていかなきゃいけないでしょうね。
開かれて楽しい介護、なんにも暗い事はない、自分たちの行く末は暗くない、明るいんだよという事を思って頂きたいですね。
今、超高齢化社会と言われています。様々な企業がそれに向けての取り組みやサービスを色々と導入していますが、この様な動きについてどう思いますか?
素晴らしいと思います。国全体でそのような流れにならないといけないと思います。今後若者が減ってきて、ご高齢者が多くなるというのは分かりきっていることですからね。
高齢者向けのちょっとお洒落な事やりませんか?というのも私いいと思うんですよ。高齢者に向けてのケアが凄くまじめな事でないといけないと言う思いは全然なくて、こんな事はいままでなかった!などもっと画期的なものが欲しいですね。
例えば60代以上しかいけないカラオケBOXやBARとか(笑)その店員さんは若い子を揃えるとかですね。
年齢は限定しなくても高齢者も気軽に行けるところがあると非常に面白いと思うんですよね!
超高齢化社会の今、そちらにに目を向ける企業は先手を行くと思います。
最近では色々な乗り物や娯楽施設などだいぶバリアフリー化が進んできているとは思うんですが、実際まだまだ足りてないのが現状です。今後みんなにとっての楽しい環境が増えてほしいですね。
最後に今現場で働かれていらっしゃる方に向けての応援メッセージをお願いします。

私が働いていた頃と今では制度も違うので、机に向かう仕事も多くなりややこしくなったと思います。
毎日同じ事の繰り返しの中で「生き甲斐や楽しみ見つけろ」とかいっても無理な事だと思います。
私がいつも言うのは介護はボランティアではなく仕事であり皆さんはそのプロでいらっしゃる。
そのプロ意識は誇りは高く持って頂き、仕事の後を充実させる!仕事で介護して、後は楽しい時間を作る!趣味を作ったり、介護従事者同士での交流を持ったり、施設同士での交流であったりですね。
これから先は現場で働いている人達が横のつながりや連携をもつというのが大事だと思います。それは会議とかではなくて飲み会!旅行!なんでもいいと思うんですけどね。それで同業種、他業種問わず話をいっぱいする。色々な業種の人達の話を聞いてほしいですね。私も介護をしている時はそうだったんですが、閉鎖的に自分1人で高齢者を見ているという気持ちになるとすごく落ちるんですよね。そうではなく横のつながりを持つ事で介護者はチームでお年寄りを支えているんだという意識を強く持って頂きたいと思います。閉鎖的にならずもう少し視野を広げて、明るく前向きに介護に取り組んで頂きたいと思います。
































