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熊本県介護福祉士会 会長 石本 淳也 氏
弁護士法人 田中ひろし法律事務所 弁護士 田中裕司 氏

熊本県介護福祉士会 会長 石本 淳也 氏

掲載日:2012.01.12

コラム「これからの介護業界 Vol.2」

「次回へ」・・・と記して随分時間が経過し、年越しを過ぎてしまいましたことを深くお詫びいたします。
世界一周していたわけでも、山篭もりして瞑想に耽っていた訳でもなく、ただただ・・・小生の怠惰の極みであり、介護ナビSTAFF方には大変申し訳なく・・・心より深謝・・・。

前回の続きである。

クラスメイトのA君がなかなか登校してこなかった。
A君は一際体格が良いが、性格はおとなしく、アニメなどが好きらしく独特の世界観を持っていた。 われわれ男子軍団の中においては、あまり馴染めずコミュニケーションの図りづらさを互いに感じていたであろう。 ごく一般的な男子学生には良く見られる光景ではあるが、冗談の延長線で体格が大きいことや彼の趣味を冷やかす様なチョッカイを出していた。
だからといって仲間外れにする訳ではなく、小生を含め同じ方角である者同士、農面の田舎道を共に自転車で行き帰りしていた・・・他愛も無い青春の会話を交わしながら。 そんな関係性の中、彼が不登校気味になっていたことに多少なりとも「からかい過ぎたかな・・・?」と、自分たちが原因ではないかという思いもあった。

そんなある日「オンナ金八」なる担任から『特命』が小生に下された。
多少遅刻してもいいから、毎朝A君を迎えに行くようにと。

比較的自宅が近い小生にたまたま白羽の矢が立ったのだろうが、
「何で俺が?」という思いと、堂々と遅刻が出来るという『ラッキー感』があった。
A君の家に迎えにいく中で、いくつかの事実が明らかになった。
彼は取りあえず朝から弁当を持って家を出る。
しかし、学校とは正反対の方向に向かい、公立図書館で一日を過ごしたり、時には共通の趣味を持つ不登校の者や、最近でいうならニートと思しき年上の者達が彼の家を溜まり場として、過ごしていた。
親御さんは恐らく自営業が忙しく、いちいち彼の行動に介入する暇はなかった様子であった。
小生は違和感を感じながらも、アニメ等によって結ばれた仲間の輪に入ってみたり、面倒くさがるA君を遠回りしながらも学校まで連れてきたり、完全に行方を眩まされ煙に巻かれたり、そんな日々をしばらく送っていた。
担任にもその事実を都度報告し、堂々と遅刻することが出来る大義名分を果たしていた。
その後、どういうきっかけであったかは記憶が定かではないが、A君も登校するようになり、一緒に卒業することが出来た。

恐らく大人達の知恵と具体的介入で問題解決がなされたのであろう。
このようなエピソードの中で、自身の進路を決める時期が来た。小生は学業が大変苦手であり、かといってスポーツ万能でもなく、宙ぶらりんな位置取りをしていた。
唯一、絵を描くこととふざけて笑いを取ることだけは人より少し長けていた。
オンナ金八の担任から、真剣にお笑いの世界を勧められたこともあった。
当時大ブレイクしていたお笑い軍団の中に過去の教え子がおり、そのルートを本気(または大人の悪い冗談)で語られた記憶ある。
小生自身は、美術系の専門学校にでも行こうと思っていたが、「じゃあ進学し卒業した後仕事は何をする?」という親からの問に具体的なビジョンや希望を持ち合わせておらず、 なんとなくこのまま進むと無駄な学費を使わせてしまうということに申し訳なさを覚え、その道は選択肢から外れた。

自ら進むべき道を決められず、適当に就職でもすればどうにかなるだろうと考えていた頃、担任から
「お前は福祉の道が向いとるかもな・・・」と唐突に言われた。
「福祉・・・福祉て何ばすっと?」と、
『福祉』イコール24時間テレビくらいしか認識のない小生は戸惑った。
募金をする仕事なのか?困っている人を助ける仕事?発展途上国に行く仕事?
全くもって見当がつかずピンとこない小生に担任はこう続けた。
「お前はモノ真似したりふざけて人ば笑わせるとが好きだろ?そういうことが大事たい。そして、A君の所にも嫌な顔せず毎日行ってくれた。そういことが福祉に向いとるて私は思うとたいな」
と…。
小生サイドとしては、担任が評価してくれているような根拠はなく、ただただおフザケで退屈を凌ぎ、遅刻できることをこれ幸いにA君宅に通っていただけであったため、何とも有難いような大人の解釈に委ねるしかなかった。

担任とさらに具体的に話を進める中で、 本来点数がやや足りないところを、活動評価などを加えて推薦してくれると。
小生の頭に即座に過ったのは、推薦に合格すれば12月中には進路が確定し、卒業までの期間精一杯遊べることを最大のメリットと考え、是非ともそれでお願いすることとした。
ここで一つ目のターニングポイントがあった訳である。
「お前は福祉が向いとるかもな?」というありがたい解釈。

本人には全く自覚も根拠も志しも無かったが、担任のこの一言が、小生の今にここで大きく影響したことは紛れもない事実である。 大変買被って小生にとって都合良く考えれば、朗らかな性格と人の為の活動に抵抗なく取り組んだことを担任なりに評価し、小生の将来像を描いてくれた時、その進むべき道標を示してくれたのであろう。 もし、担任の評価が、いつもふざけてばかりのお調子者で、登校拒否に便乗した遅刻・欠席の常習犯、または共犯者という評価であったなら、この道は選択肢にすらならなかったはずである。

現在もその担任とは近くに住まい、付き合いが続いているのでいつか本音を聞いてみようと思っている。
お陰で、県外にある短大の法科福祉コースに無事入学することが出来た。
ここから二つ目のターニングポイントを迎えるエピソードであるが…。

【・・・次回へ】

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弁護士法人 田中ひろし法律事務所 弁護士 田中裕司 氏

掲載日:2011.11.28

コラム「相続問題について」

今月は、相続問題についてお話したいと思います。

まず、相続は
①遺言がない場合の法定相続と
②遺言がある場合
の2パターンがあります。

遺言がない場合は法律に相続人と相続分が定められており、それを基準に相続人間で遺産の分け方を協議して決めます。(これを「遺産分割協議」といいます)
相続人は配偶者と子ですが、子がいない人は直系尊属、(親ですね)直系尊属もいない人は兄弟姉妹が相続人となります。 相続財産としては不動産や預貯金等があると思いますが、生命保険金は相続財産には含まれません。(ただし、税法上は相続財産とみなされます)

相続財産は法定相続分にしたがって分割されるのが原則ですが、相続人の中で特別に生前贈与などを受けている場合は「特別受益」として、相続分のマイナス要素として考慮されます。(相続分を前渡ししたと考えるためです)
また、相続財産の維持増加に特別の寄与があると認められた相続人については、その貢献度を「寄与分」として相続分のプラス要素として考慮されます。
遺産分割でよく争いになるのは、この「特別受益」や「寄与分」を認めるかどうかです。

相続人間の話し合いでまとまらない場合には、家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立てて、間に第三者を入れて話をすすめた方がよいでしょう。

遺産分割で子孫がもめないようにするには、遺言をしておくのがベストです。遺言があれば、遺産は遺言どおりに承継されます。
遺言は法律で形式が厳格に定められていますので、遺言をする場合には専門家と相談しておくのがよいと思います。できれば公正証書遺言といって公証役場で作成する方法が後のトラブルが少なくなると思います。

ただ、遺言で誰かに全部遺産を譲るという内容であったとしても、法定相続人は「遺留分」といって法定相続分の一部を保障されています。(配偶者や子の場合は法定相続分の2分の1が遺留分です)
したがって、遺留分を侵害された法定相続人は遺言によって財産を譲り受けた人に対して、「遺留分減殺請求」をすることにより、遺留分については自己の財産になります。 この遺留分減殺請求は相続開始及び減殺されるべき贈与や遺贈があったことを知ってから一年で時効になるので注意が必要です。

法律問題のご相談は田中ひろし法律事務所(0968-76-8861)まで

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